最終更新日:2022/10/04

【軒ゼロ住宅】「軒のない家」は住宅性能をどう変えるのか?

【軒ゼロ住宅】「軒のない家」は住宅性能をどう変えるのか?
悩んでいる人

悩んでいる人

建設予定地が狭小なので、なるべく居住空間を広く取れる注文住宅を建てたいです。最近、キューブ状のスッキリした家を目にしますが、どうなんでしょうか?
管理人

管理人

それは屋根が張り出していない軒のない家=【軒ゼロ住宅】のことですね。とてもスッキリと垢抜けて見えますが、何か住宅性能に変わりはないのでしょうか。調べてみました!

軒のない家【軒ゼロ住宅】とは

不思議にスッキリした印象の家

最近、街を歩いていて新築住宅を見かけると、 随分とスッキリした印象だと思いませんか? その理由は、 屋根と外壁がピッタリ合わさって見える、軒のない家【軒ゼロ住宅】にもあるようです。
このような軒ゼロ住宅は、ここ7〜8年の間に増えたと思います。それ以前に建てられた家では、ここまで軒のない家は見られませんでした。

軒のない家はスッキリした印象
軒ゼロ住宅の屋根の種類

軒ゼロ住宅を下から見上げた時に、「屋根が見えない!」と思うことが多いです。そのため四角いキューブ状や、不等辺三角形など、まるで積み木のような形に見えます。なぜ軒ゼロ住宅は、屋根が見えないのでしょうか。軒ゼロ住宅の屋根の種類から探ってみました。屋根の種類は3種類あるようです。

  1. 陸屋根(平らな屋根)

    陸屋根は平らな屋根だが、屋根と外壁の接合部がピッタリだと、建物(躯体)の形を邪魔しないため、キューブ状に見える。

  2. 切妻屋根(寄せ合い屋根)

    切妻屋根(2方向から均等に寄せ合う屋根)の場合は、傾斜はかなり低めにしてあり、外壁を少し立ち上げることで屋根を隠し、建物の形をキューブ状に見せている。

  3. 片流れ屋根(片勾配の屋根)

    片流れ屋根(片勾配の屋根)の場合は、 正面側だけでなく傾斜側も屋根と外壁がピッタリと合わさ流ことで、屋根の三角形を邪魔しない。

このように、デザイン性にこだわる軒ゼロ住宅ですが、 歴史が浅いゆえにいろいろと気になる点もあります。 果たしてどのような、メリット、デメリットがあるのでしょうか?す。


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【軒ゼロ住宅】のメリットは?
【軒ゼロ住宅】のメリットは?
  1. 見た目がスッキリ洗練されて見える

    キューブ状に見えたり、片流れのシャープな造形がくっきりとするので、旧来の軒のある家とは雰囲気が異なり、より洗練された雰囲気を醸し出します。屋根の重さが全く感じられないのと、軒によって生まれるはずの影がないことで、爽やかで新鮮な印象を与えます。

  2. 建築費が安くローコストで建てられる

    軒下用の建築工程が丸ごと無くなり、その資材も不要となるので、コストダウンにつながります。ローコスト住宅にも好まれる無駄を省く手法です。

  3. 軒がない分、屋内空間を広く取れる

    軒の張り出しが無い分、建築制限ラインまでフルに使えるので、屋内面積をより広く取れます。敷地が狭い、隣家が迫っているなどの場合に、居住空間を広げるのに有効です。

  4. 屋内が明るくなりやすい

    軒がない分、日光が窓から直接入ってきやすいため、屋内に光が届きやすく、明るくなると思います。隣家が迫っている場合などは特に有効です。

【軒ゼロ住宅】のデメリットは?
【軒ゼロ住宅】のデメリットは?
  1. 雨漏りや湿気の影響を受けやすい

    「軒」は家本体を雨の侵入や湿気から守る働きをしますので、軒ゼロ住宅では、台風や長雨の時など、雨漏りや湿気の害に気をつける必要があります。

  2. 日光や紫外線、遮熱の影響を受けやすい

    軒ゼロ住宅では、日光や紫外線の害を屋根で防ぐことが出来ないため、その点において影響が出やすくなります。 また夏は遮熱の影響も受けやすくなります。

  3. 外壁の汚れ・劣化が早く進む

    屋根で守られない分、外壁への影響が出やすくなります。接合部のシーリングや窓のコーキングなどにも劣化が進みやすく、メンテナンスは軒あり住宅よりも早めに行う方が安心です。

軒なし住宅のまとめ
デザインと広さを取るか、機能を取るか(まとめ)

軒ゼロ住宅のメリット、デメリットを取り上げましたが、 外壁材や断熱性能、窓の性能が上がったことで、 軒ゼロ住宅が可能となった部分もあるかと思います。

しかしながら、やはり雨風日光の害から家屋を守る伝統的な屋根の仕様からは外れることになりますので、メンテナンスの周期は早まることを考慮しておくと良いでしょう。

建築時のコストは最初は安く住んでも、劣化によりメンテナンスにはお金がかかるかもしれません。私も今回、軒ゼロ住宅を調べてみて、 デザインと広さを取るか、軒ありの機能を取るか、悩ましい選択だなと思いました。軒ゼロ住宅はまだ比較的新しい建築スタイルゆえ、今後を見守りたいと思いました。

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