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住まイイネ

2.家作りの動機はローコスト住宅だった・東京・横浜・全国

北米式輸入住宅建築日記
悩んでいる人

悩んでいる人

注文住宅を建てたいと思うのですが、どうもイメージが湧きません。実際の注文住宅のプランニングや施工はどんな感じでしょうか?

そんな問題についてのヒントに。

記事の内容

・注文住宅を建てるきっかけ
・注文住宅を建てるに当たってのポイント
・建築日記の果たす役割

この記事を書いた人

この記事を書いている私は、ブログ歴3年目のブロガーです。自宅を注文住宅で建てた経験のほか、家に関する情報を投稿していきます!

1.家を建てるきっかけ

最初に家を建てたい、と考えはじめたのは、ほんの半年前の昨年9月のことでした。まだ結婚したばかりでしたし、賃貸マンションで新生活を始めて数ヵ月しかたっておらず、やっと落ち着いてきたところでした。家を建てるのは何年もここで生活して、お金をたくさん貯めてから・・・、と漠然と考えていたのです。
きっかけは、『安くていい家』(平秀信/オーエス出版)という本を読んだことでした。著者の平さんは、ローコスト住宅研究会を主催されており、日本の住宅価格を安くするためにネットワークを築き、活動されている方です。著書から一部、引用させていただきます。

――「安かろう悪かろうの家は絶対につくらない 」そう決めて始まったローコスト住宅研究会の活動は、「日本の住宅価格を30%下げる」という運動に広がり、今では全国168社が参加する組織になりました。』(『安くていい家』より)――。  

庶民にとって一番失敗ができないのは、家を建てることだと思います。下手をしたら、一生後悔することになるでしょうから、慎重にならざるをえません。でも、この本に書かれているようなローコスト住宅なら、今の自分達の実力でも、良い家が建てられるかもしれない。そんなふうに考えるようになりました。
この本を読んで、モデルハウスの維持費や派手な宣伝広告費まで上乗せされた金額を払うなんて、まっぴらだと思いましたし、品質が優れていてコストパフォーマンスがいい家、というのが大切だとわかりました。結果的には、ローコスト住宅で建てることにはなりませんでしたが、家を建てるきっかけを作ってくれたのは、間違いのないところです。

幸い、私には両親が提供してくれる土地がありましたので、家自体にかける資金の心配だけすればいいのは、本当にありがたいことでした。

2.ローコスト住宅の情報探し

それから手始めに、住宅雑誌『月刊ハウジング』を買うようになり、川崎市でローコスト住宅を建てられるメーカーに資料請求したり、インターネットでいろいろ情報を集めるようになりました。
 『月刊ハウジング』に、32坪で1171.5万円のお宅が紹介されていました。広○建設という千葉のローコスト住宅メーカーの家です。ちょっとがんばれば、住宅ローンを借りなくても建てられるような安さです。南欧風の外観もいいし、シンプルですがなかなかいい家かもしれない、という感じがしてきました。

主人は分譲マンションにも未練があるようでしたが、広○建設の家はいいといいます。「なんかローコスト住宅には見えない感じだな、これで1100万円程度ならいいね!」という感じでした。ですが、まだまだ情報も勉強も足りません。インターネットでいろんな方のマイホーム建築日記を読みながら、情報収集を続けました。

3.雑誌「輸入住宅に暮らす」

ローコスト住宅に関心を寄せていた私達にとっては、輸入住宅は贅沢なイメージでしたし、日本の風土に合わないと思っていました。近所に輸入住宅らしい家もありませんでしたし、特に憧れていたということもありませんでした。でも住宅のことを考えている今、輸入住宅についても知っておかないとマズイかも、、、と思い、季刊誌『輸入住宅に暮らす』を買ってみました。

 『輸入住宅に暮らす』を何度も何度も見ているうちに、輸入住宅は普通の日本の家よりも、ずっと魅力的だなと思うようになりました。住宅性能も、高気密・高断熱、2×4(ツーバイフォー)や2×6(ツーバイシックス)の工法など、家としての性能も大分優れているらしいことなども分かってきました。それに、輸入住宅にもローコスト住宅があったのです!
私は 「アーデンホーム」のメイフェアやフローリアなどの、瀟洒な外観と坪35万円たらずの坪単価が気に入ってしまい、さっそく資料請求をして、パンフレットやビデオを何度も何度も眺めました。輸入住宅からかもし出される雰囲気には、自分が求めていた豊かな暮らしへの憧れ、ノスタルジーがあることに気づかされました。

また、この頃にはプランの希望もまとまってきました。間取りや外観・室内のイメージも、自分で図面を描いてさんざん考えて、後に、ほぼ希望どおり採用されました。かなり大変な作業でしたが、素人でも出来るところまでは精一杯、自分達で考えたかったのです。何せ大切なマイホームになるのですから。

4.A社施工宅と住宅展示場巡り

11月半ばに「アーデンホーム」の完成現場見学会があるというので、初めて輸入住宅を目にする機会でもあり、川崎からはるばる横須賀まで、電車を乗りついで見に行きました。その家は高台にあり、目の前に海が開けているという立地にありました。
2階の広いバルコニーからの眺めもなかなかです。立地は良いのですが、施工宅自体はあれ?というくらい普通の家で、窓にも間取りにも輸入住宅らしい雰囲気がありません。外観は良くある南欧風に仕上げられていましたが、平凡な感じがしました。広いお宅ではありませんでしたが、広さの問題ではないと思いました。

ちょっとがっかりしながら、帰りにTVKハウジングプラザ横浜に立ち寄って、輸入住宅のモデルハウス(スウェーデンハウス、東急ホーム、セルコホーム)を、ピンポイントで見て回りました。どのモデルハウスも素晴らしく、見ごたえは十分でした。モデルハウスですから広くて豪華なわけですが、家からかもしだされる雰囲気で私達の求めているのは、東急ホーム『ミルクリーク』だな、、ということが分かりました。ということは、北米式の本物感漂う内外装を備えた家、ということになります。『ミルクリーク』に惹かれる方はみな、無垢材をふんだんに使った床、アンダーセンの木製サッシに、その本物感の理由を見ると思います。

この時に、スウェーデンハウスは北欧住宅、東急ホーム「ミルクリーク」は北米住宅、セルコホームはカナダ住宅、というように、輸入住宅の中でも違うタイプのモデルハウスを、一気に見られたのがよかったのです。私達は、北欧住宅のような素朴さよりも、コロニアル調のクラシカルでノスタルジックな家を求めていたのだと分かりました。幸い、夫婦二人ともほとんど同じ感性を持っていました。

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