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住まイイネ

3.依頼先選びは東急ホームミルクリークから・東京・横浜・全国

北米式輸入住宅建築日記
悩んでいる人

悩んでいる人

注文住宅を建てたいと思うのですが、どうもイメージが湧きません。実際の注文住宅のプランニングや施工はどんな感じでしょうか?

そんな問題についてのヒントに。

記事の内容

・注文住宅を建てるきっかけ
・注文住宅を建てるに当たってのポイント
・建築日記の果たす役割

この記事を書いた人

この記事を書いている私は、ブログ歴3年目のブロガーです。自宅を注文住宅で建てた経験のほか、家に関する情報を投稿していきます!

1.東急ホームに初アポイント

TVKハウジングプラザ横浜にて、モデルハウスでお会いした東急ホームの営業さんに、ミルクリークの坪単価を聞きました。坪単価60万円といわれて、やっぱり手が届かないな、、、とがっかりしていたところ、ミルクリークAPベーシックなら坪単価40万円だということです。APベーシックは、既成の間取りプランをアレンジすることで、価格を抑えているということでした。
低単価なのに、床材や窓などの私たちが惹かれている内装や、高気密・高断熱などの住宅性能は変わらないといいます。長津田にミルクリークAPベーシックのモデルハウスがあるので、今度、案内してもらう事になりました。

【補足1】ちなみにこの時おとずれたスウェーデンハウスに聞いたところ、坪単価65万円と言われました。これではもちろん最初から予算オーバーです。設計を進めていくうちに、更に高くなっていくのは目に見えています。スウェーデンハウスは最終的に坪単価100万円くらいになると噂を聞きましたが、とんでもありません!!たかが家に(失礼!)、そんなに余分なお金はかけられないのです。

【補足2】セルコホームでは、坪単価47万円だと言われました。セルコのモデルハウスで見た、大きな吹き抜けのリビングなど、開放感ある間取りは素敵でしたが、内装がなんとなく貧弱で、玄関周りなどにセンスのなさを感じます。その点、非常に洗練されている東急ホームよりも、坪単価が高いのでは、魅力がないなぁ~というのが正直な感想でした。

2.T社のモニター宅訪問など

先に進んでいいものかしばし悩みましたが、結局行動してみないと何も分からない、とにかく情報を集めよう、ということで東急ホームの営業さんに連絡し、次の週末には、ミルクリークAPベーシック長津田モデルとモニター宅の訪問をすることになりました。
ミルクリークAPベーシック長津田モデルは35坪程度で、ちょうど私達が建てたいと思っている家と同じぐらいの広さです。玄関を入ってすぐにリビングルーム、という間取りには、防犯上の問題やプライバシーが守れるかといった不安を感じましたが、1階部分はそのおかげで玄関ホール、階段ホール、廊下がほとんどない広々したリビングダイニングになっており、極限まで無駄のない間取りになっていました。小さいながらもミルクリークらしさが感じられる、なかなか良い家です。

このモデルハウスで見たものが、その後のプランニングにかなり影響を及ぼしました。2階へ上がる階段は直接リビングについており、階段の途中には大きな窓がついていて、上がり切ったところがオープンスペースの書斎になっています。 これは別名ファミリールームとも呼ばれていますが、こういった2階の階段ホールや廊下を利用したゆとりのスペースも、その後、私達の間取りに採用されることになりました。

モデルハウスを見た後、東急ホームのモニター宅を見せていただくことになりました。モニター宅のOさんは、なかなかインテリアに凝っている方で、沢山のことをお話してくださいました。へたな営業マンに負けないくらい、トークの上手な方でびっくりしました(笑)。家中を収納の中まで全部、すみずみまで見せていただいて、なんだかこちらのほうが、恐縮してしまいました。その後も、何件かのモニター宅を拝見する機会がありましたが、それぞれのお宅が、独自の工夫やこだわりを実現されていました。自分だったらどうするかな?、と考えながら見せていただきました。そしていろいろ気が付いたことを、私達の家のプランに活かすことが出来たと思います。

【補足】モニター宅とは、建築時に料金の一部を優遇してもらう代わりに、見込み客に家の中を見せる契約のことを言います。実際に生活しているところを見られて、住み心地も聞けるので、見込み客にとっては、大変有意義です。

3.T社以外のモデルハウス見学

東急ホームは大変気に入ったのですが、相見積もりを取る会社を、あと2社くらいは検討してみようと、さらに輸入住宅の会社に、資料請求やらモデルハウス巡りやらをくり返しました。
候補にあがったのが、セルコホームインターデコハウス大成建設ハウジング、そしてブルースホームも安くて気になるので検討はしてみました。以下のように大きく分類できましたが、各メーカーが一長一短であり、いろいろ集めた情報から判断するのが難しくて、頭を悩ませていました。

  1. フランチャイズ系

    保証期間中の倒産など、将来的なことを考えるとどうしても不安が残る。担当フランチャイズ先の施工品質がまちまち。

  2. ローコスト住宅系

    品質は必ずしも安かろう悪かろうだとは思わないが、高級感はほとんど期待できない。一生住むに値するような、魅力的な家は難しい気がする。

  3. ハウスメーカー系

    工事は工務店が請け負うようだが、請け負う工務店によって品質に差が出るようだ。モデルハウスや雑誌広告などの宣伝費のせいか、総じてコストパフォーマンスが悪い(価格が高い)。

【補足】パンフレットやホームページのデザインがいいかげんな会社は、とりあえずやめました。お客さんの目に触れる広告物が粗雑だということは、作る家もよくないはずです。豪華すぎずに簡潔で、見やすくセンスのあるものがいいと思いました。

4.東急ホームに初めて相談

いろいろ悩みましたが、とにかく具体的に相談してみようということになりました。自分なりに何度も考えて作った間取り図と敷地配置図、希望仕様表を携えて東急ホームに出かけました。東急ホームの営業さんには、こんなに自分でいろいろ作って来たお客さんは、初めてだと言われてしまいました。その後、設計士さんとの打ち合わせ、地盤調査とトントン拍子で進んでいきました。
地盤調査の結果は、大変地盤が固いことがわかり、地盤改良の必要なしと分かって一安心しました。そして初めて担当設計士さんに設計図を提案していただき、図面に気を取られがちだったのですが・・。

5.なぜ見積書が出てこない?

年が空けて5回目の打合せ(ショールーム見学含む)が東急ホームと行われました。どうしたことでしょうか、今だに概算見積もりすら出して来ません。間取りや家の広さ、仕様の希望など、最初からほぼ正確に伝えているのに、なんだか時間稼ぎをされているかのようです。それどころか気になる設備の値段についてごく簡単な質問をしても、「それはそんなに高くありません」などと、具体性のない返事が返ってくるのです。なんの説明もなく、低単価のAPベーシックから高単価のコレクトに変更されてしまうし、どうなっているんでしょう?「概算見積もりだけでも早く出して下さいよ」とお願いしても、「今はお図面に集中して下さい」という答えが返ってくるばかり。そのくせこちらの予算など、懐具合のさぐりは入れて来ます

これは、親切とはほど遠い態度だと言えます。施主の立場としては、常に値段と間取り・仕様を突き合わせながら、予算オーバーにならない範囲で決めていきたいのです。東急ホームはいろいろ贅沢な希望を出させておいて、あとで引くに引けなくさせようとしているのではないか、という不信感がもたげてきました。
APベーシック(規格プラン)からコレクト(自由設計)に変更すると見積もりが6割増しになるという噂も聞いたので、なんとも嫌な展開になってきました。その他にも、誠実さを疑わせるような問題が出て来て、東急ホームにお願いするのは難しいな、と思うようになりました。そして結局、お断りすることになりました。

【補足】東急ホームについては、当たった担当者(営業・設計共)が悪かったのかも知れないと思います。東急ホームで家を建てて満足されている方も大勢いらっしゃるので、別の担当者だったら気持ちよく進められていたかも知れないのです。私達、最初は東急ホームしか考えられないくらい気に入っていました。でも自分達が経験したことが全てですし、不誠実で謀ろうとした印象は消えるものではありません。すっかり冷めてしまいました。

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